【立川市】子どもたちの夢が形に!第8回「こどもとおとなのはなしあい」3チームの提案を採択

2025年9月7日(日)、立川市役所3階の市議会議場にて、第8回「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」が開催されました。立川市が主催、ウドラ夢たち基金が共催し、市内の小学生から高校生までが「夢」をおとなに向けて発表する恒例のプログラムです。

こどもとおとなのはなしあいとは

ウドラ夢たち基金 代表 清水 浩代さん

ウドラ夢たち基金 代表・清水浩代さんの呼びかけで始まった本イベント。こどもたちが「やってみたいこと」や「まちのためになる提案」を議場で発表し、おとな(夢育て・たちかわ子ども21推進会議委員やウドラ夢たち基金の皆さん)が審査・支援を行う仕組みです。ファシリテーターはチャイルドラインたちかわの山中ゆう子さんが務めました。

おとな:夢育て・たちかわ子ども21推進会議委員の皆さん。
審査員:ウドラ夢たち基金の皆さん。

チャイルドラインたちかわ 山中 ゆう子さん

ファシリテーター(進行役)は、チャイルドラインたちかわの山中 ゆう子さんが務められました。

今年度新たに提案をする3チーム

前半では新たに挑戦する3チームが登場。

「まちをくるっと うどらんど」ヒューマンキャンパス高等学校立川学習センター 謎解きや街探検を通じて立川駅南口商店街を盛り上げたい。

「立川クリーンイベント大作戦」立川市立第一小学校

 子どもたちの遊び場であるガニガラ公園をきれいに保つ活動を計画。近頃ゴミが多く捨てられているそうです。

「校舎にありがとうプロジェクト」立川市立第二小学校

立川市立第二小学校は、今年度より建て替え工事が始まりました。校舎はこれから建て替えが始まりますが、最後の思い出として校舎に絵を描くという壮大なプロジェクトです。

おとなからの鋭い質問に対して、子どもたちは一生懸命答える姿が印象的でした。

昨年度提案をした3チームの報告

後半は、第7回「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」にて提案された3チームの実行報告です。

「SDGirls 未来の女性チーム」立川女子高等学校

 三菱UFJ銀行やIT企業訪問を通じて働く女性の声を取材し、講演会やワークショップを開催。自分たちの進路や将来を考える中で、働く女性の考えや苦労している点などを知りたいと思い、講演会とグループワークなどを通して働く女性たちと交流するイベントを提案されました。

ウドラ夢たち基金の審査をクリア後、2024年11月には、実際に働いている女性を取材するため、三菱UFJ銀行立川支店や市内にあるIT企業のA-WINGを訪問し、実際に働いている方から、今直面している悩みや頑張っていることなど「生の声」をお聞きしたそうです。

りんごの木

発表当日、講師に外資系企業に勤務する高原様をお招きし、フルタイムで働く妻を支えながら高校生の娘を育てる父親としての立場から、仕事と子育てとの両立や苦労していることなどについてお話しいただいたそう。

その後のグループワークでは、テーマに沿って活発な意見交換が行われ、最後には参加者一人ひとりが感想を書き込んだ「りんごの木」を完成させました。幅広い年代の人々が交流することで、新たな気づきや学びが得られる、充実したワークショップとなりました。

「SDGirls モルックチーム」立川女子高等学校 

年齢、性別、障害の有無などに関係なく誰もが同じ土俵で競うことができるスポーツ「モルック」を楽しむ大会を企画しました。

ウドラ夢たち基金の審査をクリア後、2024年11月には、立川市スポーツ協会の方が開催するモルックのイベントにボランティアスタッフとして参加。モルックのルールやイベントの運営を実際に体験することができたそう。

2025年3月には、市内の木材店に直接交渉して提供していただいた廃材を使って、自分たちでモルックを作成。その後も準備を重ねたそうですが、当日は朝から冷たい雨が降り、やむを得ず中止することを決めたそうです。中止の判断をするときは本当に悩んだようですが、当日は自分たちで中止をお知らせするポスターを掲示したんだとか。

イベントは残念ながら開催できませんでしたが、作成したモルックは立川市に寄付したそうです。

「ヒューマンボランティア部」ヒューマンキャンパス高等学校立川学習センター

学校のある立川駅南口の商店街の活性化を目指し、地元に住んでいる人たちに参加して商店街を回遊してもらう「謎解きイベント」を開催したいという提案を行いました。

ウドラ夢たち基金の審査をクリア後、立川南口商店街や社会福祉協議会などのご協力をいただきながら準備を重ね、2025年3月15日のイベント当日を迎えました。スタート地点の柴崎中央公園で謎解きマップをもらい、6か所のチェックポイントを周ってすべての謎を解くと完成する合言葉を受付に伝えると、景品がもらえるという仕組みです。

結果は、来場者数297人、謎解き参加者は197人と大盛況。商店街には笑顔があふれ、地域の交流が生まれる一日となりました。

提案結果

最後にはウドラ夢たち基金の清水代表とマスコットのウドラが登場。結果発表では、今年度提案の3チームすべてが採択され、必要経費を基金が負担することが決定しました。

こどもたちの自由な発想と熱意が、大人たちのサポートによって形になっていく。この取り組みは、立川の未来を考える貴重な学びと交流の場となっています。
 

©UDOLLAND

ウドラ夢たち基金 代表の清水浩代さんは、
「資金を出していただいて申し訳ない、と思うかもしれませんが、みなさんの提案は私たちへのギフト、プレゼントなんです」と語られ、その言葉がとても印象的でした。

当日は、立川市の酒井市長や立川市教育委員会の飯田教育長からも、子どもたちへ向けて温かいアドバイスやご自身の体験談が語られました。子どもたちは真剣に耳を傾けていましたよ。

今回の「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」では、新しい提案3件がすべて採択され、昨年度の活動報告からも子どもたちの挑戦がしっかりと形になっていることが伝わってきました。

子どもたちの夢やアイデアが、地域の力となり、これからの立川をさらに豊かにしていくことを期待したいですね。号外NET立川市・昭島市も応援しています!

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