【立川市】入場無料「キルト展と販売」10/10・11開催 暮らしを彩る手仕事の魅力、和泉きよいさん30年以上の集大成
30年以上にわたり、暮らしを豊かにするキルトを作り続けてきた 和泉きよいさん。
このたび「終活の一環」として、これまでに制作してきた数々のキルト作品を展示・販売する「くらしを彩るキルト展と販売」を開催されます。
会場は 国営昭和記念公園 花みどり文化センター ギャラリー2。
開催日は 10月10日(金)と11日(土)の2日間限定です。
和泉 きよいさんにインタビューさせていただきました。

和泉きよい様より提供
◆展示・販売を決めた経緯を教えてください。
「終活の一環として荷物を整理する中で、これまで作ってきた作品を気に入って飾ったり使ってくださる方に届けたいと思ったのがきっかけです。」
◆出品作品の選び方は。
「自分用に残す数点を除いて、ほとんど全てを手放すつもりです。」
◆キルトとの出会いと30年以上続けてこられた理由は。
「30代の頃、子育ての合間にイベントで出会ったパッチワークキルトに魅せられました。
アメリカの開拓時代、人々が目的のために助け合いながら布を生かしてきた姿に感動し、以来続けています。

和泉きよい様より提供
◆思い出深い作品
特に心に残っているのが、「ナインパッチのタペストリー」(153×153)。
「古い紬の布を使い、縁取りまで3年かけて仕上げました。友人のお母さまが大切にしていた布でしたが、工房荒らしで残されたのは端切れだけ。その布を託され、作品としてよみがえらせました。今では手に入らない布の優しい色合いが溶け込み、時を経た味わいが込められています。」
◆売上の寄付について
「小物販売や高額作品の売却の一部は寄付します。寄付先は日本財団や日野市社会福祉協議会。作品を通じて少しでも社会の役に立てれば嬉しいです。」
◆テーマに込めた思い
「暮らしを彩るキルトというテーマには、手仕事の良さや、日々の生活に寄り添う作品と出会ってほしいという願いを込めました。」
◆これからの活動とメッセージ
「これまで30年以上、生徒さんに思い出の布を使った作品づくりを提案してきました。
今は忙しい時代ですが、ひと針ひと針縫い進める時間の豊かさを味わっていただきたいです。時には仲間とキルティングビーのように集まり、交流の場として楽しんでいただければと思います。」
和泉さん、質問に答えていただきましてありがとうございました。
【くらしを彩るキルト展と販売】
日時:10月10日(金)、11日(土) 9:30~17:00
場所:国営昭和記念公園 花みどり文化センター ギャラリー2
◆小物販売と高額キルト売却の一部を寄付予定
寄付先:日本財団・日野市社会福祉協議会
「終活」をきっかけに生まれた今回の展示。30年以上の手仕事の集大成であり、温かなエピソードが込められたキルトたちと出会える貴重な機会です。会期はわずか2日間。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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