【立川市】プロ直伝の四川料理を実演＆実食！「陳建一麻婆豆腐店」第4回お料理講習会に密着。

２０２５年９月１８日（木）、グランデュオ立川７階「陳建一麻婆豆腐店」で行われた「第４回お料理講習会」に密着してきました。

今回もたくさんの申し込み者から抽選を行い、選ばれた皆さんです。会場は開始前から期待に満ちた空気。目の前のカウンターには中華鍋や香辛料がずらりと並び、すでに四川の香りが漂います。

陳建太郎さん来店！

四川飯店３代目の陳建太郎さんが来店。

自らフライパンを握り、肉を炒めながら火加減や調味料の入れ方を丁寧に解説します。

参加者はメモ帳を片手に「油はしっかり熱してから」「香味野菜を入れた瞬間が勝負」といった解説を一字一句逃すまいと耳を傾けます。

実演メニュー

冷やし豆乳担々麺

１品目はさっぱりとした「冷やし豆乳担々麺」。ゴマの香ばしさと豆乳のまろやかさが絶妙にマッチし、参加者からは「これは家でも挑戦したい！」との声が。

牛肉の辛子煮込み

続いては「牛肉の辛子煮込み」。豆板醤と唐辛子の香りが立ちのぼり、一気に四川らしい辛さと香りが広がります。

豚肉とキクラゲの卵炒め

陳建一麻婆豆腐店 立川店の新店長・吉田さんが調理を担当。

ふんわり卵とコリコリ食感のキクラゲが特徴の一品を披露しました。

サプライズは「麻婆豆腐」！

講習会のメニューにはなかったものの、特別にお店の看板料理「麻婆豆腐」もサービスで披露。

会場からは感嘆の声が上がります。

実食タイム

四川ゼリー 季節のフルーツ添え

この日提供されたのは以下のラインナップ。

幸せそうに味わう参加者の表情が印象的で、熱心にメモを取る姿も見られました。
（撮影にご協力いただき、ありがとうございました！）

「本格四川の辛さなのに、うま味がしっかりしていて食べやすい！」
「帰ったらすぐ試したい」
など参加者の声が飛び交い、笑顔と香りに包まれた実食タイムとなりました。

シェフの真剣な眼差しと参加者の熱気で、会場全体が料理の魅力に包まれた今回の講習会。プロ直伝のテクニックをその場で学び、味わえる貴重な機会となりました。四川料理ファンはもちろん、料理好きな方にもおすすめしたい体験です。

四川飯店３代目　陳建太郎さんへインタビュー

中華料理界を牽引してきた四川飯店の3代目であり、テレビやメディアでも活躍中の陳建太郎さん。お父様は「料理の鉄人」でおなじみの陳建一さん、お祖父様は日本に四川料理を広めた陳建民さんという料理界のサラブレッドです。
今回のインタビューでは、四川料理の魅力や食文化への想い、さらに立川でのイベントに込めた思いについて伺いました。

ご自身が料理を学んでいたときに大切にしていたこだわり、心掛け、エピソードがあれば

「父は、料理は愛情といつも言っていました。料理に向き合うだけでなく、食材や生産者、お客様、仲間に対しても心を込める。たとえば、彼氏や彼女など大切な人が来たときは、自然といつも以上に丁寧になりますよね。その気持ちを常に持ちなさい、というのが父からの教えでした。」

今回の講習会で一番伝えたいことは何でしょうか？

「やっぱり僕たちはレストランなので、お店に食べに来てもらえたら嬉しいです。でもそれだけじゃなくて、今日お伝えしたレシピを家で試してもらって、ちょっとでも楽しい気持ちになってくれたら最高ですね。少しでも料理のモチベーションが上がればいいな、と思っています。」

お店の麻婆豆腐にはどんなこだわりがありますか？

「うちの陳建一の麻婆豆腐は、赤坂や渋谷の四川飯店よりもカジュアルに作っていて、どなたでも入りやすい雰囲気を大切にしています。麻婆豆腐も、山椒をあえて入れていないんです。山椒が苦手な方もいるので、気軽に楽しんでいただけるようにしています。」
（卓上には四川山椒、しびれ、四川唐辛子が置かれています）

後日

後日、麻婆豆腐を食べに訪問しました。麻婆豆腐の旨みがたまらず、ご飯をおかわりしました（ご飯、スープのおかわり無料）

グランデュオ立川に中華街があった頃、当時大学生だった陳建太郎さんは、故・陳建一さんに頼まれてよくお店へ足を運んでいたそうです。そのたびに麻婆豆腐を振る舞ってもらったとのこと。
筆者自身もその頃、両親と一緒に「陳建一麻婆豆腐店」を訪れていたので、このエピソードには懐かしさと温かさを感じました。

四川飯店の伝統を受け継ぎながらも、立川のまちで気軽に楽しめる「陳建一麻婆豆腐店」。今回の講習会では、その味と想いが参加者に温かく伝わっていました。地域の人々とともに歩み、立川の食文化に彩りを添えていく存在として、これからますます愛されていきそうです。

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