【立川市】あの日の感動を振り返る。立川立飛歌舞伎特別公演レポート

立飛グループ創立100周年を記念して開催された「立川立飛歌舞伎特別公演」。
チケットは早々に完売し、その注目度の高さをうかがわせました。今回は、立川で行われた特別な公演の様子を振り返ります。

立飛グループ創立100周年記念事業「立川立飛歌舞伎特別公演」 チケットは完売!お披露目会も大盛況

公演に先立って行われた「開催記念お披露目会」では、会場に多くの観客が集まり、華やかな雰囲気の中で盛大に行われました。立川の街全体が祝祭ムードに包まれ、地域と文化が一体となる瞬間でした。

2025年10月19日(日)に緑町公園で、立飛グループ創立100周年記念事業・立川立飛歌舞伎特別公演「開催記念 …

 

地元幼稚園児の舞台見学会

舞台を包んでいたのは、立飛グループ創立100周年を記念して描かれた特別な「祝幕」。
白馬に乗る市川團子さん(小栗判官)と中村壱太郎さん(照手姫)、そして立飛のキャラクター・たっぴくん、たっぴちゃんが立飛の飛行機に乗って描かれた華やかなデザインに、客席からは「素敵!」の声も。

「ふじようちえん」の園児や保護者が見学。
子どもたちは椅子に座って真剣なまなざしで舞台を見つめ、時折笑顔を見せながら観覧していました。

この日、舞台稽古として披露されたのは、作・河竹黙阿弥の歌舞伎舞踊『蓮獅子(れんじし)』。
狂言師右近・親獅子の精を尾上右近さん、狂言師左近・仔獅子の精を 藤間康詞さん(11歳)が務めました。
赤い髪と白い髪を勢いよく振り回す迫力ある姿に、園児たちは目を輝かせ、思わず髪を振る仕草を真似する子の姿も見られました。

公演前には、TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)大階段前で記念撮影も行われました。

岡村紗里さん親子

岡村さん親子に、特に印象に残った場面やお子さんのリアクションを尋ねると、こんなエピソードを教えてくれました。

親獅子と仔獅子が勇ましく毛を振りながら舞う『獅子の狂い』の場面では、玲依ちゃんが真似をしていたそう!
周りの園児たちも、床を力強く踏み鳴らす足拍子の音に興味津々。
足を踏み鳴らしたり、頭を振ったりしていて、とても微笑ましい光景でした。

客席から舞台を見つめる子どもたちの姿に、伝統芸能のエネルギーと楽しさがしっかりと伝わっていたことが感じられました。
立飛グループが大切にしている、地域とともに育む文化・教育への思いが感じられる場面でした。

よっぴーさん

フォトスポットで思わぬ出会いも

TACHIKAWA STAGE GARDENを出ると、会場外に設けられた歌舞伎舞踊『蓮獅子(れんじし)』のフォトスポットで撮影を楽しむ女性の姿がありました。
お名前はよっぴーさん。撮影のお手伝いをきっかけにお話を伺ってみると、なんと 尾上右近さんのご贔屓(ファン)なのだそうです。

広島県から上京し、尾上右近さんが出演した歌舞伎座での公演を観劇し広島へ帰る前に立川まで足を運ばれたとのこと。
「立川立飛歌舞伎」は残念ながら日程の都合で観られなかったそうですが、「次の機会にはぜひ観に来たいです」と笑顔で語ってくださいました。
ちなみに、尾上右近さんは歌舞伎座での公演を終えた翌日、立川で行われた『立川立飛歌舞伎』の稽古に参加され、翌日には本番だったそうです。

立川立飛歌舞伎特別公演

そして、立飛歌舞伎の初日。取材で招待いただきました。ロビーに入ると、いつものTACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)が歌舞伎仕様になっています。

大行列の先には・・・

立川伊勢屋さんの売店がありました! 

歌舞伎には、「幕間(まくあい)」と呼ばれる休憩時間が設けられていて、
この時間に観客の皆さんはお弁当を食べたり、お茶を飲んだり、売店でお土産を買ったりして過ごす伝統的な楽しみがあります。

歌舞伎座オリジナルグッズや老舗和菓子の販売ブース。

まい泉の販売ブースも。

買い物も楽しくて、お土産には伊勢屋さんの歌舞伎家紋入りどら焼きやお赤飯、まい泉のお弁当などを購入してみました。
上演の合間に楽しむ幕間(まくあい)のお食事楽しみ。
また、伊勢屋さんでは中村壱太郎さんや市川團子さんが、どら焼きの焼印押しやみたらし団子のたれ付け体験に挑戦されたそう。「家紋入りどら焼きを作ってもらいたい」とお願いする場面もあり、YouTubeの撮影が行われたとのことです。

店内に飾られているお二人のサインは、この日、売店にも掲示されていました。

イヤホンガイドをレンタルしました!
早速耳にあててみると、なんと開演前からすでに解説がスタートしているではありませんか。
客席のざわめきの中で流れる丁寧で落ち着いた語り口に、いつの間にか惹き込まれていました。

舞台の豆知識や登場人物の背景などもやさしく説明してくれるので、初心者でも安心。
聞く舞台案内として、歌舞伎の世界がぐっと身近に感じられます。

舞台は迫力満点で、宙を飛ぶシーンでは会場中が息をのむような感動に包まれました。
華やかさと力強さ、そして立川の地で行われた特別感に胸が熱くなります。(画像は開演前)

中村壱太郎さんと市川團子さんによる開演前の解説は、楽しくてとてもわかりやすい内容でした。
たっぴくん・たっぴちゃんと一緒に登場し、特別に「撮影OKタイム」も設けられ、
客席からはスマートフォンを手に笑顔で撮影する人の姿が多く見られました。

クライマックスでは、市川團子さん(小栗判官)・中村壱太郎さん(照手姫)・市川笑三郎さん(鬼女)の3名による宙乗りが披露されました。3人がゆっくりと客席上を舞い、白馬や衣装の色彩がライトに照らされてきらめく様子は圧巻。
会場全体から大きな拍手と歓声が起こり、観客の視線はその軌道を追いかけます。(筆者も!)

まるで物語の世界から本当に空を駆け抜けてきたかのような演出に、観客の皆さんが息をのむ瞬間。立川ステージガーデンならではのスケール感を感じる名場面でした。

宙乗りのあとには、舞台いっぱいに紙吹雪が舞い散る圧巻のフィナーレ! 光を受けてきらめく紙吹雪が客席までふわりと届き、とても美しかったです。歓声と拍手の中で幕が下り、観客の表情には感動の余韻が残りました。

ブックレットには、立川立飛歌舞伎に出演した歌舞伎俳優のインタビューや物語のあらすじ、立飛グループの歩みなど、内容が盛りだくさん。
観劇後に読み返すと、舞台の世界がさらに深く感じられました。

そして終演後、宙から舞い降りた紙吹雪がこんなにもたくさん! SNS上でも、「感動で涙が出た」「立川でこんな公演が見られるなんて!」といった感動の声があふれていました。また来年も開催されますように。

終演後は祝幕を撮影する人の姿が目立ちました。

今後もTACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)では、コンサートやイベントが続々と開催予定です。
この冬は、誰もが楽しめる入場無料のクリスマスコンサートも予定されていますよ。

出演アーティストや各種企画の詳細については、決定次第あらためて発表されるとのこと。
立川の街が音楽と光に包まれる季節、ぜひ続報を楽しみにしたいですね。

号外NET立川市・昭島市でも、詳細がわかり次第記事でお伝えいたします!

TACHIHI presents「Sound of CHRISTMAS 2025」
開催日
2025年12月20日(土)
会 場
TACHIKAWA STAGE GARDEN
主  催
株式会社立飛ホールディングス

 

TACHIKAWA STAGE GARDENはこちらです↓

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